FC2ブログ
2020 / 05
≪ 2020 / 04 - - - - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - - - - - - 2020 / 06 ≫

流されれば流されるとき、、、

  • 2013/12/04(水) 08:53:12

昨日は長々と書いた記事を、

保存する前に、ネット切断しちゃって、

気がついたら、

ぱあっ~

書いた全文、ぱあ~
orz,,

つうことで、がくり頭垂れ、そのまま気落ちして、
再度、更新という気力も失せたわけであります。

まあ、置いといて、、、気を取り直してええええ、

はあい、老後の覚え書~~~

ドンドンパフパフどんどん~

今日は漫画でございます。

わたしってえやつは、直感のやあつでございまして、
何だか知らないけど、

ビビビときたり、
{芸術限定~~、チッ!こういう才能を結婚するときに発揮してほしかったよ!)

言葉の響きに心奪われたり、、、みたいな、

今回の漫画も、タイトルがああ、
前回の牛泥棒(汗)とは、
また違った意味で、インパクトがあるタイトルです。

窮鼠はチーズの夢を見る (フラワーコミックスα)窮鼠はチーズの夢を見る (フラワーコミックスα)
(2009/05/08)
水城 せとな

商品詳細を見る

きゅうそはちーずのゆめをみる

何だか惹かれます。何だかすごくいい!!タイトル~
文学的な匂いがいたします。

そして、この表紙、
男二人が醸し出す雰囲気が、
何となく、
わたしの好きな寄宿舎学校の香りも漂い~
あくまでも、イメージね、
こう、学校の図書館でえ、みたいな、、
(注:お話は社会人同士です)

そしてダークブルーグレー系の落ち着いた色合いに、

タイトルがマッチ!!

すごおおく心惹かれました。

水城せとなさんという漫画家さんの作品です。

典型的な少女漫画の絵というよりも、
ちょっとレトロな少年漫画を思い起こさせる、

いや、あくまでもわたしのイメージですよ、おくさま、、、

すごく端的で迷いのない線で、
『男の体』を表すのがうまいって感じです。


いつものように思い込みによる
勝手な、気ままな、またネタバレありの
そんなんでいいよという方のみ、どうぞ。




お話は、

大学時代からずっと好きだった先輩を今も忘れられず、
その想いをずっとひきずっている見目麗しい男、今ヶ瀬 と

その美しき男に想いを寄せられる先輩の恭一。

との恋愛模様でございます。

今ヶ瀬の最大の不幸は、

この先輩、恭一が、ノンケもノンケ、
妻持ち、女が好き、であり、

そんな男に恋しちゃったことが哀れなり。

いや、もっとつきつめれば、

恭一が、優柔も優柔
優柔不断な男であり、流されてしまう

現に妻ありなのに、女に言い寄られ浮気しちゃうし、
すぐに流される、流されちゃう、流されっぱなし~

なんてやつだ!なんてやつだ!

この流される男にずっと片思いしているところが
今ヶ瀬の不幸中の不幸、

そして、裏を返せばラッキーでもあるのだ。


だいたい、ノンケの男が、同性の男の手に落ちるって、、
現実にはなかなかあることではないでしょう。

そんなことが頻繁に起これば、
ゲイ男性の皆さんは、悲しい苦労などしないはず。

でも、世の中にはきっといる。
恭一のような流されちゃう男が、

そうなんです、ある日、強引に今ヶ瀬に迫られ

ノーと言えない日本人、恭一は、
とっても気持ちのいい~ことを
許してしまうのであります。


ギョギョっ?!

と恭一が思ったかどうかは知りませんが、

ぎいいい~~

自分の知らなかった扉が開いていく

だって気持ちいいんですもの、
全然思ったより気持ちいいんですものおおお、
(そりゃそうだよ、あんな美しい男に思われ、奉仕させちゃうんだからね、ふんだ!)

という今ヶ瀬との肉体関係の始まりから、

恭一は、モンモンとしちゃう。

気持ちがいいって俺は変態か?
いや、あれは、今ヶ瀬が無理やりやるから、
だって俺今でも女好きだもん。

絶対ホモなんかじゃねええええっ!!!


と恭一の心境が手にとるようにわかります。
恭一は凡人であり、普通の人で、

自分が加害者になりたくないから、
いつだって決断は相手に任せて
優しさの仮面をかぶった優柔な男。
だって、その方が楽ですもの。

とても人間らしいから、彼の心の葛藤は
手に取るようにわかるんですね。

気がついたら今ヶ瀬に惹かれているくせに
それを心の奥におしやって、

快楽だけに溺れてる、
体の関係なんだと思い込もうとする、わけです。

心中お察し申し上げます。そうだよね。

昨日まで、自分の隣に寝ていたのは、
いわゆる女って生き物で、

今日からお隣は、

胸ペッタンコ、立ちションも出来るやろう、って、、


初めの頃は、

今ヶ瀬の気持ちと恭一の気持ち、
バランスがとれないくらい、

今ヶ瀬の想いが大きくて深くて重い。

だから、恭一は戸惑っちゃって
今ヶ瀬の気持ちを完全に受けとることができない。

だって、恭一は、そこまで大きな男じゃないもの。
普通の人なんですもの、恭一、アンタの気持ちよくわかる。

けれどね、この漫画のすごいところは、

いつのまにか、いつのまにか
恭一の気持ちが、今ヶ瀬の気持ちの深さに
追いついていくんです。

その流れがとても自然なのです。

そして今ヶ瀬とは愛し方は違うけれど、
恭一は恭一なりの愛し方で、

今ヶ瀬を好きになり、
深く深く愛するようになる。

いつのまにかそんな気持ちが
出来上がっていく。

そう言ったコマ運びや、二人の何気ない会話のやり取り、
絵だけで見せる表情、、、

そんな描写で、わたしの中でも自然と恭一の心の流れが
読みとれていく。

あんなに拒否していた恭一の気持ちが、
いつのまにか、そうなっている。

本当に自然な流れで、すごいなああと思うんですねえ。

本を読んで頂けるとわかるんですが、
この1冊は、6話、入っているのですが、

最後のタイトルが、この本の題名にもなっているんです。

3話目が、『黒猫、月を見る』なので、

いわずもしれもがな、

この”窮鼠”が恭一であることがわかります。
まあ、言われなくても、今ヶ瀬にジワジワと
追詰められてる様子が手に取るようにわかり、

まさに窮鼠の恭一なんですが、、、


けれど、結末は、『噛まず』に、『夢を見る』んですね。

そうなんです、結局いやだいやだと追い詰められ

気がついたら、大好物の夢を見ていた。
なんて幸せなんでしょう。

これが流され人生の極致でございます。
こんな幸せなことはないでしょう。


全然、焦らず、ゆっくり、ゆっくりと時間が流れ、
そして、あんまり頑張らず無理もしない。
時に、流されてっちゃうのもいいかなあ~

でも、大事な瞬間だけは、流されない!
そのときだけは断固戦う!

でもそれやったら、また疲れてきちゃったし、
あとは、のらりくらりで流される。

こういう生き方は、実に肩の力が抜けてていいもんです。
{いや、優柔すぎだろっ?!)
周囲にはものすごおおおく迷惑かけますけどね。

今ヶ瀬からしたらハタ迷惑な男ですけど、

でも、恭一みたいな人間は、
こうやってゆうらゆうら今まで生きてきたんだし、

今ヶ瀬だって、かわいそうだけど、
でも結構わたしからするとメンドクサイ男ですよ。

だから、

恭一がそんな面倒臭い男を好きになるってだけでもすごいよ。

その上、相手が男だというシチメンドー臭さ、

ただでさえ恋愛は面倒くさいことがダダありなのに、
世間体に対しても面倒くさいことになる恋愛を選んだっつうのは、

恭一、アンタ、ちょいとばかし成長してるんだよおお。

恭一というオトコは、どこにでもいそうな人間で
けれど今ヶ瀬とつきあうことで、
少しだけ大きな男に成長していく。

でもその成長がほんの少しってとこが、
とても愛すべきヒトだと言わざる終えません。


今ヶ瀬の気持ちも切なくてよいのですが、
あえてここでは省略します。

ご興味あれば、彼の切ない気持ちを追ってみるのも一興かと。

漫画の方は、2冊目もございます。

俎上の鯉は二度跳ねる (フラワーコミックスα)俎上の鯉は二度跳ねる (フラワーコミックスα)
(2009/05/08)
水城 せとな

商品詳細を見る


こちらは、今ヶ瀬と恭一の間に流れる
ゆっくりとした時間の中で起きていく

二人の行く末に起きうる人生ならでは の作品。

誰しも、長く生きてりゃ、山あり谷あり、

けれど、それを超えれば必ずきっと、そう思える結末です。

そしてBL小説やBL漫画を読んでていつも思うのですが、
男女恋愛のハピエンと、BLのハピエンでは、
わたしの中の受け止め方が違うんですね。

男x女は、ハピエン=完結なんです。
あああ、よかったねええ、めでたし、めでたし!

そう思えるんだけど、

男x男のハピエンは、
例えその作品が終っても、わたしの中では続いている。

何故かっていうと

男と女以上に

男と男は危うくもろい関係で、
互いに努力していかなければ、

すぐに終焉は訪れてしまのかもしれない、、

だから、二人が仲良さそうにしているのを見る度に、
(読み返すたびに)
ほっと胸をなでおろし、

とてもほのぼのとした幸せ
わたしの中で充足していくのであります。


漫画は、

人を傷つけ、傷つけ合って、自分も傷つき
それでも愛した人を忘れることのできない、
恋愛の怖さや切なさが描かれています。

けれど、

『俎上の鯉は二度跳ねる』を読み終わった後に、

そんな身勝手な恋愛の怖さもぶっとび、
やっぱり好きな人がいるのっていいもんだなあ、
って思うのであります。

冬の凍てつくグレーや白の色から、
ほのかに薄ピンクの色に変わる春の予感に幸せを感じる。

何度も何度も、俎上の鯉 の最終話の
今ヶ瀬と恭一の笑顔を見るたびに
幸福感で満ちたりた気持ちになれるの。

おそらく脳内で幸福感をこよなく感じる、
セロトニンが、大量に発生しているに違いないのだ!

だからやめられない、BL本!


窮豚は肥えゆく夢を見る、、

いや、わたしの場合は、追い詰められることもないから、

肥豚は益々肥える夢を見る。

こんなものでございましょう。

  • | Edit
  • この記事に対するトラックバック

    この記事のトラックバックURL

    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

    この記事に対するコメント

    No Title

    シメは『肥豚』…なんか凄い自虐ネタじゃないですか~w

    さて、マンガの方、楽しんで頂けて良かったです。
    私なりに本を選ぶ時、当然自分が好きなのもあるけど
    ノパールさんに気に入って頂けそうなものを選んでおります。
    なので、それがどんぴしゃで喜んでもらえると
    ”やったー!!”ってなります(笑)
    このマンガもノパールさんの趣味に合いそうって思いました。
    うまく心の琴線に触れたようで良かったです☆

    この2人は『流され侍×ヤンデレ』の恋ですね…
    これがNLだったら、微妙に読みたくないマンガになりそう!
    でも、BLだから許される。
    BLマジックです…w

    • 投稿者: JUN
    • 2013/12/04(水) 16:59:11
    • [編集]

    Re: No Title

    JUNさんへ

    ど、どこ?隠密??

    <(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ

    こ、こわいよおお
    お会いしたことまだないのに、何故わたしの好みを??

    本来なら、ああいう恭一のような優柔はイラっとくるんですけど、
    水城せとなワールドで描かれた、彼の心情がとてもわかり易く、
    この人間臭さにやられてしまった、、、

    わたしすら知らなかった潜在的なやられ方、、、

    っていうか、わたしもしかして、洗脳されて師匠色に染まっちゃってる?

    いやあああん、もう、わたしったら素直なんだからん、んもおvv(オエッ)

    いつもセレクトありがとうございます。
    歳暮も送りませんで、、ほんのきもち、
    ・Merry X'masヾ(○´∀`)ノ由

    肥豚はネタでも何でもなく、
    多分会えば、一発でわかる、

    それが真実なのだと~~ああ無情~

    • 投稿者: ノパール
    • 2013/12/04(水) 21:27:15
    • [編集]

    この記事にコメントする

    管理者にだけ表示を許可する