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アマロ神父にメキシコそのものを見た!

  • 2013/11/14(木) 17:51:32

いやあああ、何だかDVDを見てしまうと、

何でしょう、ココロに余裕がでてくるのねええ。

少し豊かになった気が、、
体重が、って
ヲイッ!(p--)=O=O シュッシュッ

いえいえ、もちろん心がですわよおお、おくさまああ。


お調子こいて、見てしまったのが、こちら
当時封切りのときにはかなりの物議を醸しだしたという映画。

わたしは、これをDVDで、確か4,5年前に見たのであります。

今回レンタルショップに行って、
またつい手が伸びちゃったんですが、、

アマロ神父の罪 [DVD]アマロ神父の罪 [DVD]
(2005/06/22)
ガエル・ガルシア・ベルナル、アナ・クラウディア・タランコン 他

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ネタバレというか勝手な個人の感想で、
それでもいいよというかたのみこちらから。





まずはさああ、めちゃくちゃ驚いたのが、
レビューといいますか、一般人の方々の反応。

日本VSメキシコ

びっくりしちゃうくらい意見が割れる。

『聖職者』 という響きに、
日本のほうが、とても敏感に反応、
神格化してるように思う。
だからアマロ神父バッシング多し!


日本のテレビニュースとかでも、

『先生』とか、『警察官』 『坊さん』とかの犯罪事件だと
異様に騒ぎ立て大ごとバッシングするのが日本だもんね。

だからそういうこと思うと、

『聖職者の犯罪に関しては嫌悪すら覚える』

そんな気持ちがこの映画の神父への反感になってるんだあなあ。

そう言う観点で
このレビューはお国の特徴が出ているなあと、ちょっと納得。

確かに犯罪はしてはいけないし、

ましてや、人を教え導く立場にあるのならば、
『絶対に横道にそれちゃいけないんだ!』
ということは勿論わたしも念頭にあります。



けれど、それでも、人間だもの、、、と思ってしまうんですね。


だから、このアマロ神父がどうのとか、
というツッコミよりも、別の方面に目がいっちゃう。

確かに

聖職者の末端{若干24歳)にいるものでありながら

16歳と淫行し、

挙句、中絶させ、その手術中、少女が出血多量で死んじゃう。

真実はうやむやにされ、闇に葬られ、

今日もまた彼は祭壇にたって、
人々に教えを説いていくのであります。


ね?文章に書くと何たる下種の極みよねえ。


でもこの映画の面白さは
実はソコじゃないような気がするんです。

1回目この映画みたとき、

やっぱり

聖職者が淫行及び堕胎を強要、挙句、少女を過失致死

という衝撃的な部分しか強く印象に残ってなかったんだけど、

ついぞ、昨夜見たら、

何だか新鮮な驚きを覚えた。

一言で言うと、

あの映画に、メキシコの裏の顔が全部ぎゅっと凝縮されてる!!!

思わず感心してしまったのであります。

多分一度でもメキシコで暮らした方なら感じると思う。
特にシティとかではなく地方の小さな町とか、、

冒頭シーンで、夜行バスで旅する途中、バス強盗にあい、身ぐるみはがれます。
アマロ神父の隣にのっていたおじいさんは、
店を出すために貯めていた有り金全部とられてしまう。

アマロ神父は、哀れに思ったおじいさんに、
ほんの気持ちのわずかばかりの金を渡します。


まず、バス強盗ですが、日常茶飯事というほどではないとしても
決して珍しいことではありません。

そして乗客は、みんな豪華バスや、飛行機で旅することが出来ない
お金の無い人ばかりで、

ああいうシーンは現実として珍しくないのです。
哀れなめにあった隣人もまた、哀れで、他人のことなど思いやる余裕もないかも。

そんな中で、アマロ神父の親切は爺さんにとっては嬉しかったことだと思うんですね。
たとえ、そんなちょっぴとのお金だとしても、、



そして舞台はメキシコの北部の小さな村で展開します。

アマロ神父がお世話になる海千山千神父は、未亡人とねんごろだし、
地元の麻薬王者とパイプを持っています。

聖職者でありながら、、と思われるかもしれないけど、

あり得る話。だって、コワモテの方々はすぐ人を殺しちゃうし

地元でカトリックを布教していくには、
結局強いモノにまかれていたほうが
円滑にすすみ何かと便利なのでしょう。

そして、州の司祭の頭痛のタネのロザリオ神父、

彼もまた聖職者としてはあるまじき行為をしています。

無知な農夫たちに知識を与え、武器を与え、
その辺地帯にはびこっている麻薬組織と戦っているのです。

『右のホホをブタレタラ、左のホホヲダシナサイ』

バキューーーン!!
すぐ撃たれて死んじゃいますって。

なので、そんな悠長な教えは、あそこでは通用しません。

死なない為には、自分の身は自分で守らなくてはなりません。


全て映画で起こること、、何となくわたしには、
そうか、そうか、全てありそうな話でついつい納得しちゃうんです。

神父さんとかって、

日本だと、わたしたちにはあまり馴染みがなくて

聖人君子!ってイメージがあるけど、

メキシコで暮らしていると、たびたびお目にかかるんですが、

普通のおっさんです。(のように見える)

『ちわああ、』

意外にみんな親近感にあふれてて、普通のおっさんみたいな神父さんが
村のあちこちでみかけます。

わたしもメキシコ北部にいたから、
特にこの映画の世界観がわかり易い。

だから、なんとなく、いそうだなあ、ありそうだなあ、と思ったのかもね。

糾弾されるべき登場人物の数々ですが、
しかしながら、個々の良心はそれぞれ持ち合わせているのです。

それぞれ同じものを見つめながら、
違った角度に見出す良心ですから、人によっては理解できないことでありましょう。

あのアマロ神父だって、
冒頭シーンの翁に、ほんのちょっとのお金を渡したのだって
彼なりの慈悲であり、あれは彼がもちあわせている優しい心なのであります。

わたしが一番、大きく頷いてしまったのが、
市長のキャラです。
あれはマジにいる、いわゆる典型的な政治家であります。

まあ長々と力説いたしましたが、

結論としては、アマロ神父の罪を思いながら、

メキシコが抱えている『闇』を思い浮かべてしまったわけでございます。

なんとも珍しく真面目に語ったわたくしでございましょうか。

でも、こんなシチメンドウで重い話、

やっぱ、ガエル ガルシア ベルナールちゃんが出てないと見ないって。
(わたしの中ではいつだって、この子はヤンチャ受け~~)オイッ!

犯罪だよ、アンタ、あそこでにっこり笑った天然の笑顔、
あれで、16歳の少女はバージンを捧げる運命になっちゃうんだから。

もうやあねえええ。

一応、メキシコでは、赤ちゃんが出来たらおろすことは法律で禁じられています。
なので、田舎の未婚の娘は、妊娠がわかると、すぐに結婚という形をとります。

わたしの通っていた田舎大学も、

休みがあけるたび、{妊娠のため)退学してたり、
人妻(妊娠のため)に急遽なっていたりで
その展開の速さにびっくりでした。

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