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痛い目にあう、学び舎~~

  • 2013/08/28(水) 08:50:06

わたしがメキシコで働いていた時代、

それはわたしがまだまだ初々しく世間なれしていない時代でございますの。うふ。
なので、メキシコ時代での経験は
単に、外国で生活をして、多文化を学ぶということだけでなく、

わたし自身、人として大きくなっていく
(確かに体重増加もありましたけど?それが何か?ふんだ!)
そういう貴重な人生経験を蓄積していった時代でもございます。


その中で学んだモノ、女の涙は信じない! の巻、でございます。


メキシコの給料は大概

月2回、15日毎に支払われます。

キンセーナと呼ばれます。

そして、うちの会社だけだったのかもしれないけど、

この給料日になると、色々な人が何かを売りに来る。
いや、ほとんどが社員だったりする。

本当はやっちゃいけないんのかもしれないけど、
会社は知ってか否か??とにかく黙認。

たとえば、裁縫の上手な子に服を良く作ってもらったりする。
めちゃくちゃ仕立て代安いからね。
で、キンセーナは、仕立て代の集金日。

あるいは、靴を売ってるのよ、社員の子が、
どこか革の街で安く仕入れてきたのか、ヒールのものとか
とても色鮮やかで、、、

わたしなんて、現地雇いのスタッフだったので、
駐在員と比べれば、微々たる給料でしたが、

それでもメキシコ人の社員の子に比べると破格の給料ってことで、
まあ、その上独り身だったし、毎日私服で会社に来るので、
やはりお洋服や靴、バッグなどは必需品。

だから、会社で売りに来てくれると楽チンだし、つい買っちゃう。

そして支払うわけですけどね、キンセーナにね。

で、そんな賑わいを見せるキンセーナですら、
華やかにみんなワイワイ社内で買っている人たちを
横目に、歯をくいしばっているひとたちもいるわけです。

ほら、お給料少ない上に、シングルマザーだったりとか、、

かくいう、この人、秘書課のキャス。きゃす

この女はいつも愚痴を言って、人をうらやむ
口を開けば、

『ノパールはいいわね、独身で、その上サラリーもいいし、
わたしなんてこの何年も何も買えないわ。自分のものなんて何も買えない。』

愚痴女は元来嫌いなわたし。
元々、無計画に子供まで作ったのがいけないのはキャスでしょ?
と内心思うわけです。
でもまあ、女一人で、子供を育てるのは大変だろうと、頭の中では思ったりもする。

補足:世の中の多くのシングルマザーの方々は、みなさま必死に地面に足をつけてお子様のために頑張って汗水たらしていると思います。でもキャスに関してはわたしは、どうしても許せないのです。だから、上のような言い方をしてしまっています。けれど、だからと言って、シングルマザーの方々すべてにこうわたしが思っているのではないこと、どうぞご理解くださいますように。



とある、キンセーナ!

キンセーナの日はみなチェックでもらい、即効銀行で換金するんですね。
だから銀行は人の山、日本の銀行の比ではありませんよ。

わたしは、こうみえて、ぐうたらだが、
金に関しては計画的な女であり、これは父親譲り。

なので、キンセーナが来ても、速攻銀行に行かなくても平気なんです。
前回のキンセーナの残りがまだあるし、、みたいな。


で、みんなお金を換金して、テンション高くなっている中、

ショボ~ン

キャスが、どんより雲を背負って一人たたずんでた、会社の廊下に。
そして運悪く(わたしにとってね)誰一人通らず、
そこには、わたしとキャスだけ、、、

わたしだって鬼じゃない。(そうか?そうよ、あのときキミは若かったんですもの~)
何となくキャスの様子に、声をかけてみたりする。

『どうしたの?』

するとどうでしょう、あの勝気なキャスの瞳に涙がたまっているではありませんか。

ぐぐっ

事情を聞けば、息子が数日前にケガをして、その薬代がないという。

『だけど、ちょっと待ってよ!今日はキンセーナでしょ?給料でたばっかじゃん。』

『支払いが滞納していて、、家賃とか、電気代とか、、
で、、薬代まで手がまわらないの!!』

お金は計画的にね?
っていう言葉があるじゃないのかい??などとあの頃のノパールは決して言わない。
だって、あの頃キミは若かった~~んですもの。

『じゃ、薬代どうするの?』

『お願い!ノパールお金貸して!!!

絶対絶対絶対今度のキンセーナで返すからっ!!!


ついつい情にほだされて、わたしは、あの長蛇の銀行の人だかりの渦に身を投じ、金を換えてきたのであります。

多分、おそらく日本円にして、5千円くらの話でしょうか??
それでも当時のメキシコでは、貴重な金額です。

キャスは珍しく、シオラシク、わたしに何度も何度も何度も頭を下げた。


その数時間後。


友人の一人がわたしを呼びにきて、『靴を買わないか?』と言って来ました。
まあ、いつものキンセーナの風景ですな。
ただ、わたしは、先月も靴を買ったので、今回はパスすることにしました。

なんてたって、

お金は計画的にねええ~~ ですからね。

丁度就業時間も過ぎていたので、わたしは帰ることにして、
帰り支度をしながら、靴を売っている部屋をのぞいてみたのです。

何気なくね。


そしたら、奥さまあああああああっ!!!



靴を物色する人ごみにまぎれ、な、なんと、あのキャスが、
嬉しそうな顔をして、先ほどわたしが貸した、紙幣を握りしめ、

目をキラキラ輝かせて靴を物色中~~~


なんてこったいっ

もう、呆れて言葉を失うってことはこのことでありましょう。
わたしは目の前が真っ暗になりました。

息子の薬代が払えない、そこまでキャスが嘘をついたとは思いたくありませんが、

目の前の金に、心がウキウキして、購買欲を抑えられなかったんでしょうかね??

確かに、シングルマザーで稼ぎの少ない生活は大変だと思う。

けれど、無計画な金の使い方が、結局身を滅ぼしているのだと、


当然、ずっと勤務していた同僚仲間でありながら、
お金は二度と返してはくれませんでした。

勿論、わたしも、すでにキャスを見限っていたので、
催促を一度もしなかったのです。

厚顔無恥!!!身を持って知りました。いい人生の勉強でありました。はい。

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    この記事に対するコメント

    No title

    ホントにこういう人っているのね…

    人にお金を借りるという行為自体、
    普通の人なら躊躇するものだけど
    その上借りた金を返さないなんて!!

    本当に息子さんの薬代として使用したなら
    貸した方としても納得いくけど、それで
    靴を買おうとしていたと知った後では、
    余計腹が立ちますね…

    『女の涙は信じない』うんうん。

    子供たちによ~く言い聞かせておきます(笑)

    • 投稿者: JUN
    • 2013/08/29(木) 09:28:15
    • [編集]

    Re: JUNさん

    Re: JUNsan
    メキシコ人がみんなこんなキャスみたいな人ばかりじゃないけど、、
    やっぱり、貧富の差については、
    日本で暮しているのとはちょっと想像を絶するものがありました。

    彼女は上司の愛人などとも呼ばれ、
    ちょっとしたお昼のメロドラマのネタのようで、

    そういう意味ではとても経験しがいのある職場。

    > 『女の涙は信じない』うんうん。
    > 子供たちによ~く言い聞かせておきます(笑)

    そうよ、JUNさんちのイケメン予備軍たちにしっかり
    ご指導ご鞭撻をねええ。

    わたしは毎晩布団に入る時間が早くなり、
    読書タイムで幸せなひと時ざます。

    ありがとねええ。vvvvv

    • 投稿者: ノパール
    • 2013/08/29(木) 14:29:48
    • [編集]

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