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首は良好4~地獄編①

今回も入院話でございますので、
ご興味ある方のみ、どうぞ~





手術当日~


予定時間は14時なので、

ゆっくりなのですが、

もうすでに飲食は朝から禁止でございます。


オットーも会社を休んで立ち合いに来てくれて、

二人で病室でそのときを待ちます。




13時半頃になったので、

自分で浴衣に着替えます。

下は、パンチュだけ履いております。
また、血行をよくする着圧ストッキングが
看護師さんから手渡されましたので、
それも履きます。

いわゆる、市販のむくみとるやあつみたいな靴下。


履きご心地ですが、
そんなに圧がかかっている感じはしません。





で、14時近く、看護師さんが、


『時間おしてます!
前の手術が押してます~』



ということで

再び待ちの態勢です。


オットーは気軽なもんですよ。

テレビ見たりして、



わたしも画面を目で追うものの
でもこちとら、内心ドキドキ、


なるようになれ~ってなもんですが、

やはりお約束の時間を過ぎて待たされるのは、

覚悟していたものが、ガラガラと崩れていきます。




とにかくひたすら待つ。


ひたすら、待つ…



待ちくたびれた頃に、


『ノパールさん、手術室行きましょう~』



突然、呼ばれたりします。


え?ええ?えええ?




通常、手術っていうと
テレビドラマの手術場面しかみたことないから、

ストレッチャーなるものに乗っていくのかと思いきや、
{いや、アンタ、歩けるんですからっ!


てくてく歩きますよ。

そりゃ、今はまだ健康なので、一応。



オットーがしゃなり~とノパールの後に従い、

看護師さん先頭のもと、

ノパール様のお通りでございます。





やがてエレベーターは

地下のなんか古臭い部屋へ~



『オットーさんは、ここでお別れでございます。』


看護師さんの言葉に、

え?そんな急に?


勿論、別れの言葉もなく、{突然だったし、

ノパールはそのまま看護師さんと共に

手術室らしい大広間に足を踏み入れます。
{このときのオットーの表情すらも覚えてないくらい、
ノパールの視線は、もう手術室とオボシキ方へ~


なんか古臭いわりに、
全体的に、金属的な部屋です。

やけにだだっぴろくて

人が散財していました。


無造作に渡された、頭のキャップをかぶり、
{ばい菌シャットあうと~




用意されている手術台にのぼります。



よいしょっと。




何だか、知ってる手術の儀式{テレビドラマの受け売り~


とは全然違います。




横たわると、


麻酔科の先生やら
外科ナースの方々に{見事なまでに全員女性~



『御気分どうですか?』

『心配しなくても大丈夫ですよ。』

『はい、管いれますね』

『注射針入れます。チクッとしますよ~』



とかとか、もう矢継ぎ早に起こることに
{言われたことは今となってはまぼろし~
間違ってるかもしんないけど、そこはご愛敬~ ヲイッ!

ノパールは、ただただ、

『は~い』
『は~い』


と頷くだけ。


めちゃくちゃ心臓破裂しそうなほど
ドキドキしてますけどおおおっ~!!!



と、いきなり、


『はい、麻酔いれますね。』


言われた途端、


ガサガサっと酸素マスクを被せられ…





ドラマでは、
ひとおおつ

ふたああつ~

みぃぃぃっつ~



はい落ちた!



って感じで麻酔が効くのと思いきや、



ノパールの場合、


『麻酔いれますね。眠くなりますよ。』


という声と同時に、


なんでしょう、

貧血のように、

頭から血が下がるような、
気持ちの悪さで

フェードアウトです。






…。










チン!
はい、落ちたようです。


















『あのおおおおお…』


わたしの声で
ハッとしたように看護師さんたちの声が聞こえます。



『患者さん、目が覚めました~』
『ノパールさん、ご気分どうですか?』
『もう手術無事に終わりましたよ~』


そんな声が聞こえました。
普通、ドラマだと、

『○○さん、起きてください~』

的に起こされるのかと思いましたが

麻酔科の先生のぴったりの処方なのか、

ノパールもグッドタイミングで目覚めたようです。




『ご気分はいかがですか?』



いや、まだよくわからないし…





すると、頭にキャップを被った担当医の先生が

にょっきり~と 瞳に映りました。




『あのね、食道、すこおおし破けちゃったよ。』


唐突の言葉に全く意味不明なのですが、

わたしとしてみれば、

入院中に聞かされ、同意書を取られた、


”緊急時の輸血~”


が即座に頭をよぎり、




『先生、輸血しちゃったんですか?』

『うん?輸血はしませんでしたよ。』






という会話で、ほっとしたのを覚えています。


入院当初、同意書を取るにあたり、
色々と説明を受けるんですね。

滅多にないことだけれど、
100%安全という言葉を言えない病院側は

いつも最悪のケースということを患者に理解させます。

甲状腺の手術{わたしのような症状の場合、

執刀の先生も経験値豊富なので、
そんなに危険な手術ではないのですけれど、

稀ではあるが緊急輸血する場合があり、


輸血した後の後遺症で

感染症、肝炎やらHIVやらという病気になる可能性が

ゼロというわけではない~ということ。


勿論、そんな感染症になっちゃうのは、
本当に極低低低の割合だし、

輸血してもみなさん輸血のお陰で
健康な生活を取り戻された方が大半でございます。


それでも気の小さな心配性のオンナは

そのリスクをわかった上での輸血に挑むのですから、


やはり、覚悟いります。{チキン~その名はチキン~

ノパールは、極楽とんぼのようにみえて

意外に、サイアクのパターンを考えてから
色々物事を構築するタイプなので、

リスクも考えたとき、


出来れば、輸血はしたくない!


そんな風に思っていたので、



多分、最初に、
その心配事が口に出たと思われます。










で、輸血なし~という言葉に安堵し、



そのあと先生はいつのまにかいなくなり、

わたしもモウロウとしながら看護師さんが

『じゃあ病室に移動します。』


という声を聞きながら、
ベッドが手術室を移動するのを感じます。





すぐそばに、いつそこに居たのか役に立たないオットーが


のほほほ~んと手術室のすぐそばに立っていて、
一緒に病室まで移動です。


オットーが、

『成功だって、よかったね。vv』
{ウフとは言いませんでしたよ。
ミスタービーシーではないので


オットーが神妙に声をかけてくれましたが、
{オットーなりに緊張していたのか?


オットーの声を聞きながら
ノパールとしちゃ、何か気持ちが悪い。

マジ、吐きたい。

よってオットーと会話するどころではありません。

ただ、うん、うん、と頷くのみ~



だって、ストレッチャーみたいなベッドで
ガラガラと移動する居心地の悪さったらありません。


病棟と病棟の間のシキイみたいなBUMP的なものをまたぐ際、

ストレッチャーがガタンと大きく揺れ、

またまた気持ち悪いったらありゃしません。

ガタガタ揺られながら
段々意識がはっきりしてきて、

麻酔は完全に抜けきっている感じですが、


意識がはっきりするにしたがって、





いわゆる腹の空腹感で


マジに気持ちが悪いのです。










病室につきました。



オットーがしばし、ついててくれますが、

もうしゃべる元気がありません。

いつもおしゃべりなオンナ
口から生まれたと言われるオンナ、

そんなノパールが
ただただただ、気持ち悪そうにウンウンと唸っている~


『このときはさすがに
哀れに思ったよ~(泣) カワイソ.。.:* ・゜(´^`)゜・*:.。. 

とはオットーの後の談でございます。




とにかく唾を飲み込むたびに
焼けるような痛さを感じます。



しばし目を閉じましたが

気持ちの悪さと強烈な痛さの闘いです。



オットーは1時間くらい病室に居てくれたようですが、

何を話したか、全く覚えてないくらい、

喉の痛さと気持ちの悪さったら、もう最悪でございました。



オットーが帰った後、


看護師さんが何度も様子を見にきてくれます。



手術後数時間は

なんとか気持ち悪さに耐えたのですが、


夜中、何度も何度も吐きました。


嘔吐の不快感に体が思うように動けない不快感が加わります。
術後なので、いわゆるわけの分からない管が
鼻とか、首とか、腕とか、たくさんあって
動くに動けない状態です。


吐きましたが、何も出てこねえ~
だって腹はカラなんだもん~


そして吐けば、喉は痛いし、
でも気持ち悪い~



熱も出てきてるようで、


鎮痛剤も点滴にいれていただきましたが、

風邪をひいたように腰がだるく異常に痛くなり、

もう最悪のサイアク~



何度も、



『かみさまあああああ~』


と、普段なんもしてないのに、こういうときだけ~的な、
にわか信者になりさがり、



『かみさまああああ~』

と心の中で叫びましたよ。


こんなに痛いって先生言ってなかったじゃん?


たすけて~かみさまあああ~





気持ちの悪さは、わたしの場合、

腹が空き過ぎて空き過ぎて空き過ぎて、
逆に気持ち悪くなっちゃう的な感じの重症のものです。



実は、朝食抜きの時点、

昼頃、すでに空腹に悩まされていたノパールで、




看護師さんに、

『麻酔から覚めると、
しばし気分がよくないですからね。』



という言葉をもらいましたが、


ノパールは、何度も何度も、


『いいえ、麻酔の気分の悪さではなく、
お腹が、お腹が、減って…
空腹のための…』



うわごとのように繰り返していたノパールです。






本当に手術当日の夜中に担当してくださった看護師さん、
ありがとうございました。



夜中に数度、ナースコールを押し、

吐きました。

嫌な顔ひとつせず、ケアしていただきました。

『それが仕事ですから、大丈夫ですよ~』



優しくおっしゃればおっしゃっていただくほど、

なんだか、申し訳なくなってしまったノパールです。




この夜は、


先生の謎の言葉、


『食道に少し穴が開いちゃったね。』


という意味を考えることもなく
{って、そんな余裕なんかないし。


とにかく、ひたすら、

点滴と薬のお陰で眠りについたノパールでございました。





この言葉がわかるのはその翌日のことでございます。




つづく~


     

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Author:ノパール
パトロン付きの毎日を満喫している自由人でございます。これ、きちんと訳しますと、勝手気ままに生きている専業主婦でございます。
年齢言いたがらない?これってかなり年だと思われます。でも心はいつでも年齢5チャイ!おいっ!

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